断面切出し(SECT)

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【機能】

3次元断面形状を取り出して配置する

【コマンド概要】

切断方法を指定して3次元断面形状を取り出して配置します。

断面形状は、平面で平面を切断する場合は線分で、その他の場合はスプラインまたは点で作成されます。

配置される断面形状はウィンドウアイテムで、オプションメ ニューに従いグループ名称やアイテム名称が付加されます。

切断する面は無限平面として処理されます。また、切断され る平面はその定義範囲が考慮されます。

配置される断面形状は大きさや傾きを変更して配置すること ができます。

配置範囲を2点で指示した場合は、その範囲内に図形がおさ まるように自動的に拡大または縮小されます。

線分で切断した場合は切断線を基準軸として軸回転配置でき ます。

切断されるアイテムの指示方法には”アイテム指示”、”クラス指示”、”グループ指示”、”アクト指示”があります。

対象アイテムはサーフェイス、平面です。

【オプションメニューの説明】

【オペレーション例】

以下のオプションメニューがあります。
[ 線で切断 ◆ ] 切断方法
[ 線で切断 ◆ ] 指示された線分あるいは指示位置を通ってウィン ドウに垂直な面で切断
[ 面で切断 ◆ ] 指示した面あるいは指示位置を含む平面で切断
[基準平面Y−Z◆] 基準平面(Y−Z)で切断
[基準平面Z−X◆] 基準平面(Z−X)で切断
[基準平面X−Y◆] 基準平面(X−Y)で切断
[尺度:1.000] 断面形状の配置倍率
[角度:0.000] 断面形状の配置角度
[ 指示点配置◆ ] 断面形状の配置方法
[ 指示点配置◆ ] 尺度、角度を考慮して、指示位置に断面形状を配 置
[ 軸回転配置◆ ] 尺度を考慮して、断面形状を切断線を軸として9 0度回転した状態で配置
[ 交点を削除◆ ] 切断されるアイテム上に、切断面形状を残すかど うか
[ 交点を削除◆ ] 切断されるアイテム上に、切断面形状を残さない
[ 交点を残す◆ ] 切断されるアイテム上に、切断面形状を残す
[SECTMD ◆] 切断形状にグループ名称を付加する方法を選択
[SECTMD ◆] 「SECTMDXX」というグループ名称を付加す る
一括配置の場合は断面形状が同一グループに、個別に配置の場合は個別のグルー プになる
[グループ名なし◆] グループ名称を付加しない
[現在のグループ◆] 現在作業中のグループ名称を付加
[同一グループ ◆] 切断されるアイテムと同じグループ名称を付加
[ナンバリング ◆] 切断されるアイテムのグループ名称をナンバリング して付加
[アイテム名なし◆] 切断形状にアイテム名称を付加する方法を選択
[アイテム名なし◆] アイテム名称を付加しない
[ナンバリング ◆] 切断されるアイテムのアイテム名称をナンバリン グして付加
[現在のクラス ◆] 断面形状のクラス
[現在のクラス ◆] 断面形状を現在のクラスで作成
[元と同じクラス◆] 断面形状を切断される元のアイテムと同じクラス で作成
[スプライン  ◆] 断面を作成するアイテムのタイプ
[スプライン  ◆] サーフェイスの断面をスプラインで作成
[ 線分 近似 ◆] サーフェイスの断面を線分で近似して作成
[ 円弧 近似 ◆] サーフェイスの断面を円弧と線分で近似して作成
[線分 円 円弧◆] サーフェイスの断面を線分,円,円弧で近似して作成
[許容:0.001] サーフェイスの断面を円弧で近似する場合の許容 誤差
この値以下の場合は線分で作成

1. [線で切断] 指示した線分で切断した形状を取り出す。

指示したウィンドウに垂直な平面が一時的に赤色で表示されます。
配置時には断面形状をドラッキング表示します。
(線分ID入力の場合)
−第2アイテムの入力で、第1アイテムを再び指示すればチェインリスト処理
ピッチ個数を入力すれ ばビュー方向へ線分を個数分コピーして切断する
−分割数を入力すれば線分を等分割する平面を仮定して切断する
−複数の切断線指示あるいはチェインリストの場合は一括配置
−ピッチ入力あるいは分割数入力で複数の切断面指示の場合は断面ごとに配置を繰り返す
参照する線{ID,GP GP }# <1>
参照する線{ID(同一=チェインリスト),ピッチ 個数,分割数 }#10 3 C/R
ビュー方向 ID# <2>
切断されるアイテム ID# [アクト指示] C/C
原点 [GP]# <3>
配置原点 GP# <4><5><6><7>

(配置を繰り返す場合)
配置原点 GP# <1> C/C

(GP入力の場合)
−第3指示点でGP入力を行えば折れ線を想定して切断する
ピッチ個数を入力すれ ばビュー方向へ線分を個数分コピーして切断する
−分割数を入力すれば線分を等分割する線分に垂直な平面を仮定して切断する
−折れ線で切断の場合は全ての断面形状を第1切断面に投影し、一括配置する
−ピッチ入力あるいは分割数入力で複数の切断面指示の場合は断面ごとに配置を繰り返す
参照する線{ID,GP GP }# <1><2><3><4>
参照する線{GP,ピッチ 個数,分割数 }#C/C
ビュー方向 ID# <5>

切断されるアイテム ID# [アクト指示] C/C
原点 [GP]# C/R
配置範囲 GP [GP]# <1>

(軸回転配置の場合)
配置原点 GP# <1>

注:指示ウィンドウに対して切断基準平面が垂直となる位置関係の場合のみ

2. [面で切断] 指示した面で切断した形状を取り出す。

指示した面あるいは参照アイテム(円、円弧、曲線)を含む平面が一時的 に赤色で表示されます。
配置時には断面形状をドラッキング表示します。
(平面ID入力の場合)
−第2アイテムの入力で
ピッチ個数を入力すればビュー方向へ線分 を個数分コピーして切断する
−第3アイテムの入力で分割数を入力すれば入力2平面を等分割する平面 を仮定して切断する
 このとき入力2平面は平行の関係であること
−分割数を入力すれば線分を等分割する線分に垂直な平面を仮定して切断する
−複数の切断面指示の場合は断面ごとに配置原点入力を繰り返す
参照する面{ID,GP GP GP }# <1>
参照する面{ID,ピッチ 個数 }#C/C
ビュー方向 ID# <2>
切断されるアイテム ID# [アクト指示] C/C
原点 [GP]# C/R
配置範囲 GP [GP]# <3><4>

(GP入力の場合)
−第2アイテムの入力で
ピッチ個数を入力すればビュー方向へ線分 を個数分コピーして切断する
−第3アイテムの入力で分割数を入力すれば入力2平面を等分割する平面 を仮定して切断する
 このとき入力2平面は平行の関係であること
−分割数を入力すれば線分を等分割する線分に垂直な平面を仮定して切断する
−複数の切断面指示の場合は断面ごとに配置原点入力を繰り返す
参照する面{ID,GP GP GP }# <1>
参照する面 GP# <2><3>
参照する面{GP,ピッチ 個数 }#C/C

ビュー方向 ID# <1>
切断されるアイテム ID# [アクト指示] C/C
原点 [GP]# C/C
配置範囲 GP [GP]# <2><3>

3. [基準平面−−−] 指示した線分で切断した形状を取り出す。

指示した位置を含む基準平面が一時的に赤色で表示されます。
配置時には断面形状をドラッキング表示します。
[基準平面 Z−X] の場合
Y座標{GP,数値 }# <1><2><3> C/C
ビュー方向 ID# <4>
切断されるアイテム ID# [アクト指示] C/C
原点 [GP]# <5>

配置原点 GP# <1><2><3>

ビュー方向:
切断面(線)のどちらから見た断面形状を得るのか を選択します。切断面(線)の垂直方向に赤色の矢印が表示されますので、こ れを指示してください。
切断されるアイテム:
切断される面を指示します。アイテム指示、 クラス指示、グループ指示、アクト指示ができます。
原点:
指示点を切断面に投影した点を配置原点とします。C/C を入力した場合、断面形状を含む矩 形の左下が原点になります。
配置範囲:
指示点配置の場合で1点入力の場合、尺度、角度を考慮 して配置します。2点入力の場合、矩形配置時には断面形状をドラッキング表 示します。
ピッチ:
複数切断する際の切断間隔
個数:
切断個数